- iPhoneミニサイズそれぞれの性能は?
- 何が違うの?
- 買うならどのモデル?
といった質問にお答えします。
『iPhone 14 / iPhone 14 Plus』『iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max』が発表されました。
今回の発表「mini」サイズのiPhoneはラインナップにありませんでした。
「mini」サイズは欧米ではあまり人気がなかったようなので、このまま姿を消す可能性があります。このまま姿を消してしまうことを考えたら「mini」サイズを買うなら今しかありませんよね……
現在Apple公式で購入できる「mini」サイズのiPhoneは『iPhone 13 mini』と『iPhone SE(第3世代)』だけです。
Apple公式では購入できませんが『iPhone 12 mini』や『iPhone SE(第2世代)』も比較対象になるでしょう。
それぞれの違いを知らずに購入するのは、円安で価格も上がってしまったこともあり怖いですよね……
この記事では『iPhone 13 mini』と『iPhone SE(第3世代)』について、Apple公式では購入できませんが『iPhone 12 mini』『iPhone SE(第2世代)』それぞれを深掘りしてみました。
- 「mini」サイズのiPhoneそれぞれの性能
- SE(第2世代)からの買い替えの必要はある?
- 買うならどれがいい?
この記事を書いている僕は、iPhone利用歴7年目のAppleユーザーです。
【ミニサイズのiPhone】iPhone SE(第3世代)と(第2世代)の違い8つ
引用元:Apple
『iPhone SE(第3世代)』は2022年3月にAppleのイベントで発表されました。
『iPhone SE(第2世代)』のスペックと比較しながらみていきましょう。
『iPhone SE(第3世代)』と『iPhone SE(第2世代)』のスペックはこんな感じです↓
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
本体サイズ | 138.4×67.3×7.3mm | 138.4×67.3×7.3mm |
重さ | 144g | 148g |
ディスプレイサイズ | 4.7インチ | 4.7インチ |
ディスプレイ | Retina HD | Retina HD |
Pro Motionテクノロジー | 未対応 | 未対応 |
CPU | A15 Bionicチップ | A13 Bionicチップ |
メモリ(RAM) | 4GB | 3GB |
ストレージ | 64GB/128GB/256GB | 64GB/128GB |
インカメラ | 700万画素 | 700万画素 |
アウトカメラ | 1200万画素(広角) | 1200万画素(広角) |
センターフレーム | 対応 | 未対応 |
バッテリー | ? | 1,821mAh |
セキュア認証 | Touch ID(ホームボタン) | Touch ID(ホームボタン) |
コネクタ | Lightning | Lightning |
5G | 対応(サブ6) | 未対応 |
MagSafe | 非対応 | 非対応 |
価格 | 62,800円(64GB) 69,800円(128GB) 84,800円(256GB) | – |
カラー | ミッドナイト スターライト Product RED | ブラック ホワイト Product RED |
『iPhone SE(第3世代)』と『iPhone SE(第2世代)』の違いは次の8つです。
- チップ
- 重さ
- カラー
- バッテリー
- 5G
- カメラ機能
- 頑丈さ
- 価格
それぞれ見ていきましょう。
違い1|チップ
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
CPU | A15 Bionicチップ | A13 Bionicチップ |
『iPhone SE(第3世代)』はチップ性能は2世代分向上しています。
『iPhone SE(第2世代)』は『iPhone 11』と同じ「A13 Bionic」が搭載されています。
それに対して『iPhone SE(第3世代)』には『iPhone 13』と同じ「A15 Bionic」が搭載されています。
確かに進化はしていますが、ヘビーユーザーでもない限りはそんなに違いは実感できないと思います。
ガッツリとゲームをする方は『iPhone SE(第2世代)』よりも『iPhone SE(第3世代)』の方が良いと思います。
違い2|重さ
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
重さ | 144g | 148g |
なんと『iPhone SE(第3世代)』は『iPhone SE(第2世代)』と比べて「4g」軽くなりました!
「何でだ!」って感じですね。
ちなみに4gというのは、50円玉1枚分に相当します。
使用している分には重さの違いを感じることはないと思いますが、少しでも軽くなったのは喜ばしいことです。
違い3|カラー
引用元:Apple
カラーは個人的に一番大事なところ。
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
ミッドナイト | ブラック |
スターライト | ホワイト |
PRODUCT(RED) | PRODUCT(RED) |
画像で見た限りでは、違いがはっきりとは分かりませんでしたが、実機は少し落ち着いた色合いになったのかなと思います。
本当に微妙な違いですが、スターライト大好きです!
違い4|バッテリー
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
ビデオ再生 | 最大15時間 | 最大13時間 |
ビデオ再生 (ストリーミング) | 最大10時間 | 最大8時間 |
オーディオ再生 | 最大50時間 | 最大40時間 |
『iPhone SE(第3世代)』は『iPhone SE(第2世代)』と比較してビデオ再生時間が2時間延長しました!
公式で発表されていないので何ともいえないのですが、これはバッテリー容量上がったというよりはチップの性能が上がったのでバッテリー持ちが向上しているのではないかなと思います。
違い5|5G
iPhone SE(第3世代)は5Gに対応しました(ミリ波には対応しておりません)!
ミリ波はアメリカ版しか対応しておらず、国内版のiPhoneは全てsub6しか対応していません
ちなみに「5G」はまだ対応しているエリアも少なく、もれなく私の住んでいるエリアも対応していないので「ふ~ん」って感じです。
違い6|カメラ機能
引用元:Apple
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
インカメラ | 700万画素 | 700万画素 |
アウトカメラ | 1200万画素(広角) | 1200万画素(広角) |
『iPhone SE(第3世代)』のカメラは『iPhone 13』に使われている次の機能が利用可能になりました。
- スマートHDR 4
- フォトグラフスタイル
- Deep Fusion
ハードウェアではなく、ソフトウェアが向上したようです。
それぞれの機能をみていきましょう。
スマートHDR4
肌の色やコントラストを最大で4人分、自動で微調整できる機能です。
静止画の画質は、スマートHDR4が一番見た目の変化が大きいようです。
フォトグラフスタイル
撮影した画像に効果を加える機能です。
撮影項目にあるトーンを選択するだけで、撮影者の好みの色合いへ調整できます。
Deep Fusion
短時間露光の4枚と標準の4枚、そして長時間露光の1枚をくわえた計9枚の画像を合成することで、1枚の「最も美しい写真」を生成します。
暗いところでも撮影できる「ナイトモード」は搭載されていないので、暗い場所での撮影はほぼできないと考えた方がよいようです。
ソフトウェアの向上で、カメラ機能も強化されたようですがカメラ機能にこだわるなら『iPhone13』に変更した方が良いでしょう。
違い7|頑丈さ
引用元:Apple
『iPhone 13/13 Pro』の背面に使用されているのと同じ強度のガラスを両面に採用しました。
『iPhone SE(第3世代)』は『iPhone SE(第2世代)』よりも頑丈になったので、iPhoneを裸持ちしたい方は『iPhone SE(第3世代)』の購入を検討してみても良いかと思います。
違い8|価格
引用元:Apple
Apple公式の価格で比較してみます。円安で『iPhone SE(第3世代)』の価格は少し上がってしまいました。
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
64GB | 49,820円 | |
128GB | 54,780円 | |
256GB |
『iPhone SE(第3世代)』の価格は、円安のせいもあってかなりの価格差となってしまいました。
5G通信に対応するなど、性能が向上したから値段も上がったということでもなく円安の影響もあると思います。
iPhone SE(第2世代)から買い替えは?
引用元:Apple
先に結論をいうと「バッテリーがダメになった」「壊れた」などの事情がなければ【iPhone SE(第2世代)からの買い替えの必要性はない】です。
上記に挙げた変更点で、明確に違いを実感できるのはカメラ機能やバッテリーくらいしか違いはありません。
そしてカメラ機能やバッテリーに重きを置くなら『iPhone13 mini』を購入した方が良いと思います。
ちなみに『iPhone SE(第3世代)』は次のような人におすすめです。
- 小さいサイズのiPhoneが欲しい人
- ホームボタンがついたiPhoneが欲しい人
- 指紋認証を搭載したiPhoneが欲しい人
- なるべく安くiPhoneが欲しい人
iPhone SE(第3世代)と競合機種の比較
『iPhone SE(第3世代)』を検討している人が気にしているのは、サイズと価格でしょうか?
競合しそうな機種は次の3つかなと思います。
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12 mini
- iPhone 13 mini
iPhone SE(第2世代)
引用元:Apple
『iPhone SE(第2世代)』は次のような方におすすめです。
- できるだけ安くiPhoneが欲しい
- Touch IDが必要
- カメラ性能をあまり気にしない
- ベゼルが気にならない
Appleのオンラインではもう売っていないので、キャリアなどの投げ売りやAmazonの整備済み品などを狙うことになります。
iPhone 12 mini
引用元:Apple
『iPhone 12 mini』は次のような方におすすめです。
- コンパクトな方がいい
- Face IDが欲しい
- カメラ性能にはこだわる
- カラバリは豊富な方がいい
- 5Gも必要
- でも高すぎると困る
筐体のサイズは『iPhone SE(第3世代)』よりも小さいのに、画面サイズは『iPhone 12 mini』の方が大きいです。
こちらもAppleの公式ではもう購入することができないので、中古や整備済み品などを狙いうことになります。
iPhone 13 mini
引用元:Apple
iPhone 13 miniを欲しい人はシンプルで、価格にこだわらず、小さくて高性能なiPhoneが欲しい方ですね。
- 小さいiPhoneが欲しい人
- 高性能なiPhoneが欲しい人
- 価格にはこだわらない人
- Face IDの方が良い
- 「5G」が欲しい人
それにしてもグリーンのカラーが綺麗すぎる……
結局どれがいいの?
お金に余裕があれば『iPhone 13 mini』一択、そうでなければ中古で『iPhone 12 mini』を選ぶことをおすすめします。
バッテリーを気にしなければ、スペックも申し分ないですし中古なら気兼ねせずに裸持ちできます。
何より安いです!
どうしてもTouch IDじゃなければダメという方は『iPhone SE(第3世代)』ですね。
「5G」にも対応しているので、長く使うことができると思います。
まとめ
- 『iPhone SE(第2世代)』から『iPhone SE(第3世代)』には無理して替える必要はない。
- 価格で選ぶなら中古の『iPhone 12 mini』もおすすめ
- 価格にこだわらずに高性能なiPhoneが欲しければ『iPhone 13 mini』一択
『iPhone SE(第3世代)』は価格が上がってしまったのが悲しいですね。
個人的には、筐体のデザインが全く変わらないのが少し残念でした。
カラバリとか追加されませんかね〜。